自立について考えてみた
みなさんお久しぶりです。
日に日に朝晩は寒くなってきましたね。
一人暮らししている方や家族と暮らしている方など利用者さんの時代背景、家庭環境は様々です。
就労継続支援B型としての目標は「就労」ですが、私は自立支援も大切な業務と考えています。
自立=一人暮らしという考えが一般的かも知れませんが、一人暮らしをしていても本当の意味で自立はできていない人はたくさん居てます。逆に一人暮らしはできず家族の支えがないと暮らしていけない人でも自立している人はたくさん居てます。
今日は自立について考えてみたいと思います。
自立とは?
私は、利用者さんやその家族から一人暮らしや自立についての相談を受けることが多々あります。どうしても利用者さんや家族の方は「今すぐ一人暮らししたいんですが」になります。
私は「一人暮らしができる力」を身につけることが一番大切だと思います。
その力が無い中、一人暮らししても自立とはいえません。
一人暮らしのための必要なスキル
・仕事に就く(お金を稼ぐ)
・契約関係(賃貸、電気、ガス、水道、電話、ヘルパー事業所)
・金銭管理(家賃、通信費、食費、水光熱費、雑費)
・家事(掃除、洗濯、炊事)
その他必要なスキルはたくさんあると思いますが、上記の4項目は最低必要なスキルでしょう。
しかし、障がいがある人はそのスキルを身につけてからの一人暮らしとなると難しい場合があります。
身につけることが困難なスキルを制度(障害福祉サービスや地域生活支援事業など)で補うことができます。
・仕事に就く(お金を稼ぐ)ことが困難な場合は金銭の支援者にお願いする、もしくは生活保護課に相談する。
・契約関係(賃貸、電気、ガス、水道、電話、ヘルパー事業所)は成年後見人や※1支援者に協力してもらう。
※1.....相談支援事業所などで相談してみても良いでしょう。
・金銭管理(家賃、通信費、食費、水光熱費、雑費)は権利擁護を利用する。
・家事(掃除、洗濯、炊事)はヘルパーを利用する。
上記が全てではありませんが、あらゆる手段を駆使して一人暮らしはできます。
家族や相談支援事業所の支援員に「一人暮らしをした」という意思を伝える。
ヘルパーさんにして欲しいこと伝える。
権利擁護で金銭の計画を一緒に考えて自分の意思を伝える。
本人もしくは家族がこの「意思を伝える」ことを私は「自立」と考えています。
細かいことは色々あると思いますが、こんな感じで利用者さんや家族の方にはお話しています。
就労継続支援B型で就労の訓練をすることをお勧めします!就労継続支援B型の宣伝も忘れていませんよ笑
では、今日はこのへんで。